![]() Deodorant
专利摘要:
公开号:WO1989003694A1 申请号:PCT/JP1988/001074 申请日:1988-10-21 公开日:1989-05-05 发明作者:Yasuko Osawa;Yuji Narutomi;Keiko Kiuchi;Saburo Uchikuga 申请人:Sogo Pharmaceutical Company Limited; IPC主号:A61L9-00
专利说明:
[0001] 明 細 書 [0002] 発明の名称 [0003] 消臭剤 [0004] (産業上の利用分野) [0005] 本発明はポリ アミ ンまたはその誘導体と金属から成る錯 体又は酸性基及びノまたは塩基性基を結合させたセルロー スを有効成分とする消臭剤に関するものである。 [0006] (従来の技術) [0007] 一般に、 惠臭の処理方法と しては従来よ り活性炭ゃシ リ 力ゲルなどの多孔賓物質による吸着法、 水や界面活性剤な どによる吸収法、 酸化剤や還元剤による酸化還元法、 酸や アル力 リ による中和法、 微生物や酵素製剤による生化学的 方法、 その他燃焼法 ' マスキング法など種々の方法が知ら れているが、 いずれも消臭効果が低く 、 消臭効果持繞時間 が短かく 、 二次汚染を生じたり、 コス トが高いなど多く の 欠点を有している。 [0008] また、 近年、 消臭機能をそなえた繊維製品の需要が高ま つてきている。 繊維製品は、 綿や布生地などの中間材から 布団やイ ンテリア類、 シーツ類、 マスク、 紙おむつなどそ の用途は実に多彩である。 しかも消臭剤と して室内環境の 快適化、 生活環境の浄化、 更には、 老人医療施設や福祉施 設を中心に、 その役割は重要となってきている。 繊維製品 は身体に直接触れるものた'けに機能的には消臭作用の他に、 安全性と耐洗濯性が要求されて く る。 [0009] そ して、 これら従来の繊維製品においては、 消臭機能は、 塗布、 含浸、 被覆、 混入といった機械的ない し物理的な後 処理、 後加工によって付与していたのである。 [0010] (発明が解決しょう とする問題点) [0011] 本発明は消臭効果が高く 、 その持続時間が長く、 二次汚 染を生じることなく、 さ らに工業的に容易に製造できる消 臭剤を提供しょう とするものである。 [0012] 従来よ り既知の処理で得られた繊維製品は洗濯できない 布団や数回の洗濯にしか耐えられないシーツなどに用途が 限定されてしまい、.安全性の面はも とよ り、 防臭消臭機能 が短時間に消失し、 .それらの製品が使い捨てにもな り かね ないなど、 いくつかの欠点.を有している。 [0013] また、 従来よ'リ既知の処理は、 最終の繊維製品に主と し て適用されるものであって、 その原料である糸類や更にそ の基礎であるセルロース自体に適用されるものではない し . 紙や紙製品に対して適用する こ とも困難であ り、 適用範囲 が著し く限定されているという欠点も不可避である。 [0014] (問題点を蘚決するための手段) [0015] 本発明者らは、 先に、 シッ プ塩基の金属キ レー ト化合物 に強力な消臭効果のあるこ とを見出したが、 更にシ ッ フ塩 基の金属キ レー ト化合物以舛の金属錯体にも消臭'能力があ る との予測を得た。 [0016] そこでこの知見をも とに多く の化合物についてスク リ 一 ニングした結果、 ポリアミ ンおょぴその誘導体の金属錯体 に非常に強力な消臭能力のある こ とを発見し本発明を完成 した。 本発明の有効成分であるポリ ア ミ ンまたはその誘導体の 金属錯体は式〔 I 〕で示されるポリ ア ミ ンまたはその誘導体 と Co、 Fe、 Ni J Cu、 Mn、 Ti、 V、 Ce および Moの中力、ら選ぱ れる 1種またはそれ以上の金属とから成っている。 [0017] H-CNR' 〔 I〕 [0018] (式中、 £は 2 または 3 、 [0019] mは 0 から 200までの任意の整数、 [0020] nは 1 から 200までの任意の整数を表わし、 [0021] Rは水素またはポリマーに結合していてもよいァ ルキル基を表わし、 [0022] R R〃は同一でも異つてもよ く水素または 一〔(0H2 ) £NH〕x— H (ただし、 Xは 0 から 100までの 任意の整数を表わす) [0023] 従来よ リエチ レンジア ミ ンゃジエチ レ ン ト リ ア ミ ン と い つた多価ァ ミ ンが多く の金属と安定な錯体を作る こ と が知 られているが、 これら金属錯体が消臭能力を有している と の報告はなく 、 これを消臭剤と して用いる という ことは、 全く新規な知見である。 [0024] 悪臭の代表的な構成成分はアンモニア、 硫化水素、 メチ ルメルカプタ ン等のメゾレカプタ ン類、 ト リ メチルア ミ ン等 のアミ ン類であるが、 なかでも硫化水素と メルカプタ ン類 は嗅閾値が極めて低く 、 ごく少量でも強烈な悪臭を与える ため、 従来の消臭剤では除去が困難な悪臭源である。 [0025] 本発明の消臭剤は、 これら従来除去困難と されている悪 臭源に特に有効な消臭能を有している。 消臭機構は現在の ところ不明であるが、 硫化水素臭やメルカプタ ン臭に対し て非常に速効的に働き、 またその能力は乾燥状態でも湿潤 状態でも有効に発揮されるので使用環境に制限を受けず、 檑広い用途に提供することが可能である。 [0026] 本発明で用いるポリアミ ンまたはその誘導体と しては、 エチレンジ'アミ ンゃジエチレン ト リアミ ンといった低分子 量のポリアミ ンまたはその誘導体でもよいが、 ボリエチレ ンィ ミ ンのよ うな高分子量ポリア ミ ンまたはその誘導体の ほう が、 消臭剤と し.て製剤化するのによ り好ましい。 たと えばポ リ エチレ ンィ ミ ンと錯体を形成する金属の塩とを水 溶媒中で反応させて錯体と し、 これをシリカゲル、 活性炭. 織維、 ポリマー、 不織布その他用途に応じた基材に含浸 ' 塗布など適当な方法で保持させれば容易に消臭剤の原末が 得られる。 [0027] また、 あ らかじめポリマー中に結-合しているポリアミ ン を用いるのも好適である。 このようなポリア ミ ンと しては 市販の弱塩基性ィォン交換'樹脂ゃキレー ト樹脂があるが、 たとえば、 ベンゼン環を有するポリマーをク ロルメチル化 したのち脱塩酸によ り任意のポリ アミ ンを結合させたポリ マーを得る こともできる。 また、 これらポリアミ ンにサリ チルアルデヒ ドまたはァセチルァセ ト ンを反応させればポ リ マーに結合したポリ ア ミ ンのシ ッ フ塩基が得られる。 ポ リマーに結合したポリアミ ンまたはその誘導体を金属との 錯体にするには、 該ポリマ一を水または有機溶媒あるいは それらの混合溶媒に分散し、 その中で金属の塩と反応させ ればよい。 ! [0028] 鍩体を形成させる金属は塩の形で反応に用いるのが一般 的であ り 、 " -、 S 0 4 2 -、 N 0 3 -、 C H 3 C 0 0 -、 な どとの塩が 好ま しい。 [0029] また遊離してくる酸根の除去や反応系の P Hの調節のため に適宜アル力 リ金属やアル力 リ土類金属の水酸化物などを 添力 Bするのもよい。 [0030] 上記したよう にポリ アミ ン錯体を有効成分とする消臭剤 は、 各種の用途に広く用いる こ とのできる凡-用の消臭剤で あるが、 更にセルロース自体に消臭機能を付与した内部構 造的に消臭機能を'有する従来に'な 全く新規なタイプの消 臭剤も、 同じ く本発明者らによって開発された。 [0031] すなわち、 本発明に係るも う一方のタ イプの消臭剤は、 セルロースに酸性基及び/又は塩基性基を結合させてなる セ.ルロース誘導体を有効成分とするものである。 [0032] このよ う に、 本発明に係るセルロース誘導体からなる繊 維製品においては、 消臭成分のセルロースへの付与がこれ ら消臭成分とセルロースとの間での共有結合によるもので あるため、 加工の段階で行う塗布、 含浸、 被覆、 混入等、 従来からの消臭機能付与処理とは全く異な り、 こ こ にはじ めて 来からの技術課題であっ た耐洗濯性の付与に成功し たものである。 本発明に係るセル.ロース誘導体からなる繊 維製品は、 何回洗濯してもその消臭機能がいささ かも消失 しないこ とも併せ確認し、 更に研究、 検討の結果、 本発明 Ό を完成するに至ったのである。 [0033] 本発明において用いられるセルロ ース誘導体の形態には、 特に制限はなく、 従来の一般に用いられているもの、 たと えば、 繊維、 鏠糸、 綿、 紙、 不織布も し く は、 織布、 編布、 または、 その他のタイプの布、 例えば、 パイル布、 ピロ一 ド、 メ リヤス—などを使用できる。 要するに酸性基、 あるい は、 塩基性基を結合できるセルロースの水酸基を有するも のならば、 どのようなものもすベて使用することができる c 本発明でいう酸性基は、 リ ン酸基、 亜リ ン酸基、 ポリ リ ン酸基、 カルボキシル基及ぴスルホン酸基等である。 [0034] これら酸性基を導入するには常法に従えばよく、 たとえ ばリ ン酸、 S "リ ン酸及びポリ リ ン酸の壕合は尿素を縮合剤 と して用い、 セルロースとの間にエステル結合を形成させ る。 またォキシ塩化リ ンを用いる とセルロースに直接、 リ ン酸基を導入することができる。 また力ルボキシル基を導 入するには、 たとえばク ロル酢酸ナ リ ゥムを用いてカル ボキシメチルセルロース(CM-セルロース) のよう な形にす ればよい。 スルホン酸基はセルロースをたとえばサルトン と処理する とスルホプロ ピル基と して容易に導入できる。 本発明でいう塩基性基はア ミ ノ基及び 4鈒アンモニゥム である。 ァ ミ ノ基には、 1級、 2級及ぴ 3級ァミ ノ基すベ てが含まれる。 また脂肪族ァ ミ ン及び芳香族ァミ ンのどち らでもよい。 これら塩基性基はセルロースを適当な脱離基 を有するアルキルア ミ ン等と処理する ことによ リ導入する とができる。 脱離基と してば硫酸基、 ノヽロゲン、 P-トルェ ンスルホニル基などが好ま しい。 たとえばセルロースとモ ノエタ ノールァ ミ ン酸性硫酸エステルを苛性ソーダ存在下、 反応させるこ と によ リ ア ミ ノエチルセルロースを合成する こと ができる。 同様の方法によ り DEA E-セルロ ースなどが 得られる。 またセルロースを P-トルエンスルホン酸ク ロ リ ドと処理して トシル化した後、 たとえばアンモニアと反応 ' させれば、 セルロースに直接アミ ノ基を導入する こ とがで さる。 [0035] このよう に種々の方法によ リ得られるセルロ ース誘導体 のい くつかを次にあげるが、 本発明の範囲がそれらによつ て限定されるものではない。 リ ン酸セルロース (P -セル口 一''ス)、 亜リ ン酸セルロ ース、 ポリ リ ン酸セルロ ース、 - カルボキシ メ チルセルロ ース (C M -セルロ ース)、 カルボキ シェチノレセづレロ ース、 スメレホェチノレセノレロ ース(S E-セル口 一ス)、 スルホプ ロ ピルセルロ ース、 ァ ミ ノ セルロ ース、 ア ミ ノ エチルセルロ ース (AE-セル口 一.ス)、 ジェチルア ミ ノ エチルセルロ ース ( DEA E セルロ ース)、 ト リ ェチルア ミ ノ エチルセル ロ ース (T EAE-セノレロ ース)、 E C TE 0LA -セノレ口 ース、 P E I-セルロ ース、 ジ工チル( 2-ヒ ド ロ キ シプロ ピル) ァ ミ ノ エチルセルロ ース(Q AE-セルロース)、 P -ア ミ ノ ベ ン ジノレセノレロ ース。 [0036] 本発明に係るセルロ ース誘導体における消臭メカニズム の詳細は今後の研究にまたねばならないが、 現時点では悪 臭成分との中和反応によるものと推定される。 すなわち、 リ ン酸基等酸性基が結合したセル ロ ース誘導体は、 塩基性 の悪臭物質たとえば、 アンモニア、 トリ メチルァ ミ ンなど と中和反応を起こ し、 これらを速効的に無臭化する。 また、 アミ ノ基等塩基性基が結合したセルロース誘導体は、 酸性 の悪臭物質、 たとえば、 硫化水素、 メチルメルカブタ ン、 塩酸ガス、 亜硫酸ガスなどと、 中和反応を起こ し、 これら を消臭する効果をもつ。 従って酸性基、 塩基性基のいずれ も、 通常、 遊離の形で用いる。 これらの消臭セルロ ース誘 導体は、 それぞれの悪臭に応じて使用できるのみではなく 各種の悪臭すべてに対処するよう にも使用でき、 また繊維 形態であるため各種の加工をほどこすことによ リ、 巾広い 分野に有効な消臭剤として消臭機能を発揮することができ る。 [0037] 次に本発明を実施例に棊づき、 さ らに詳細に説明する。 実旋例 1 [0038] スチ レ ン-ジビニノレベンゼン共重合体のビーズ 12. 6 g を 無水塩化スズ(IV )を触媒と してク ロルメチル.メチルエーテ ルでク 口ルメチルイ匕した。 これにサリキルアルデヒ ドとジ エチレン トリアミ ンから得られたシッ フ塩基 65. 1 g を加え、 脱塩酸によ リシッフ塩基をジエチレン ト リ アミ ン由来の二 鈒ァ ミ ンを介してビーズに結合させた。 これを 6規定の塩 酸中で 60 °C、 24時間処理してシッ フ塩基を分解しジェチレ ン 卜 リアミ ンのみ結合しているビーズを得た。 、 [0039] 得.られたビーズの 10 g をジメチルホルムアミ ド中に分散 させ酢酸コバル ト · 四水和物 5 . O g を加えて反応させ、 錯 体の結合したビーズ 12. 2 g を得た。 . このビーズ 0.5 g をテ ドラーバッ ク中に投入し、 240ppm のェチルメルカブタ ン 3 Ά を封入した。 所定時間ごとにガ ス検知管を用いてェチルメルカプタ ンの濂度を測定し、 消 臭率を求めたと ころ、 非常に強い消臭効果が認め られ ^。 結果を表 1 に示す。 [0040] 実施例 2 [0041] 実施例 1 で得 られたコバル ト錯体の結合したビーズの. 0.5 g をテ ドラーバッ ク中に投入し、 1800ppmの硫化水素 2 β を封入した。 所定時間ごと にガス検知管を用いて硫化水 素の濃度を測定し消臭率を求めたと ころ非常に強い消臭効 果が認め られた。 結果を表 2 に示す。 [0042] 実施例 3 [0043] 市販のキ レート樹脂(商品名 : ダイヤイ オン CR-20) 10 g をジメチルホルムア ミ ド中に分散し、 酢酸コバル ト · 四水 和物 5.0 g を加えて反応させ錯体を形成した樹脂 11.5 g を 得た。 この樹脂の 0.5 g をテ ドラ一バック中に投入し、 240 ppmのェチルメルカプタ ン 3 βを封入した。 所定時,間ごと に ガス検知管を用いてェチルメルカプタ ンの濃度を測定し消 臭率を求めたと ころ、 非常に強い消臭効果が認め られた。 結果を表 1 に示す。 [0044] 実施例 4 [0045] 実施例 3 で得られたコバル トの結合したキ レー ト樹脂の 0.5 g をテ ドラーバッ ク中に投入し、 1800ppmの硫化,水素 2 β を封入した。 所定時間ごと にガス検知管を用いて硫化水 素の濃度を測定し消臭率を求めたと こ ろ、 非常に強い消臭 lo 効果が認め られた。 結:^を表 2 に示す。 [0046] 実旛例 5 [0047] 実施例 1で得られたジエチレン ト リアミ ンの結合したビ ーズ 10 g をジメチルホルムアミ ドと水の混合溶媒中に分散 し、 塩化第二鉄 S.O g を加えた。 水酸化ナトリ ウム水溶液 を加えてほぼ中性下で反応させ、 鐯体の結合したビーズ 10.6 g を得た。 このビーズ 0.5 g をテドラーバッ ク中に投 入し、 240ppmのェチルメルカプタ ン 3 J¾ を封入した。 所定 時間ごとにガス検知管を用いてェチルメルカプタ ンの濃度 を測定し消臭率を求めたと ころ、 非常に強い消臭能力が認 め られた。 結果を表 1 に示す。 [0048] 実施例 6 , [0049] 分子量 750のポリエチレンィ ミン 2*3 g を水に溶解し、 酢 酸コバル ト · 四水和物 1.7 g を加えて反応させた。 この水 溶液にシリカゲル末 10 g を加え濃縮乾固してポリエチレン イ ミ ン · コバル ト錯体の保持されたシリカゲル末を得た。 これを 0.5 g とってテ ドラーノ ッ ク中に投入し、 1800ppmの 硫化水素 2 β を封入した。 所定時間ごとにガス検知管を用 いて硫化水素の濃度を測定し消臭率を求めたところ非常に 強い消臭能力のある ことが認め られた。 結果を表 2 に示す。 実施例 7 [0050] 実施例 1 で得られたコバル ト錯体の結合したビーズの 0.5 g を水 50DI£中に分散させ铣気瓶に投入した。 テ ドラ一 バック に封入した 240ppmのェチルメルカプタ ン 3 βをエア —ポンプによ り洗気瓶を通して循環させた。 3時間後に検 知管を用いてェチルメルカプタ ンの濃度を測定したと ころ 全く検出されず、 水中でも非常に強い消臭能力のある こ と が認められた。 [0051] 実施例 8 [0052] 市販の 1級ァ ミ ンを有する弱塩基性イオン交換樹脂 (商 品名 : ダイヤイオン WA 21 ) 10 g をメタ ノールに分散し、 サ リチルアルデヒ ド 5 · 0 g を加えてシ ッ フ塩基を形成させた のち、 メタ ノールで洗浄した。 これを水に分散し、 齚酸コ バル ト · 4水和物 5 . 0gを加えて反応させ金属錯体の結合し た樹脂 14 . 2gを得た。 この樹脂 0 · 5 g をテ ドラーバッ ク中に 投入し、 240ppmのェチルメルカプタ ン 3βを封入した。 所定 時間ごとにガス検知管を用いてェチルメルカプタ ンの濃度 を測定じ消臭率を求めたと ころ、 非常に強い消臭効果が認 め られた。 結果を表 1 に示す。 [0053] 表 1 ェチルメルカブタンに対する消臭効果 [0054] 消 臭 率 (%) [0055] 3 0分後 1時間後 2時間後 3時間後 実施例 1の結果 71 86 96 100 [0056] 〃 3 " 60 90 98 100 [0057] " 5 " 45 76 89 100 it 8 " 68 89 98 100 z 表 2 硫化水素に対する消臭効果 [0058] 実施例 9 [0059] 漂白されたブロード綿 10 g を熱水で洗浄し、 尿素 18 g、 85%オルト リ ン酸 11.5 g、 水 20 g を混合した水溶液に 30分 間浸渍した。 その後、 布をしぼり、 60 の乾燥機で乾燥し 150でのホジ トプレートで 30分間加熱し、 放冷後熱水で铣 浄し、 乾燥するとセルロースにリ ン酸が結合されたブロー ド綿が得られた。 この綿の中和容量は、 1.20meq/ gであつ た。 [0060] 希塩酸処理後、 水洗、 乾燥した前記のブロード綿の 0.5g を 7, 000ppmのアンモニア 2 & を封入したテ ドラーバックに. 投入した。 所定時間ごとにガス検知管を用いてアンモニア の濃度を測定したところこのブロー ド綿は短時間で非常に 強い塩基性悪臭物質の消臭効果を発揮した。 結果を表 3に 示す。 [0061] 実施例 10 [0062] 漂白されたブロード綿 10 g を熱水で洗浄し、 モノエタ ノ ールァ ミ ン酸性疏酸エステル 2 g、 苛性ソーダ 5 g、 ク レ ゾール 0.4mJ¾、 水 13gの水溶液中に 30分間浸淒した。 その後、 布をしぽリ 60 °Cの乾燥機で乾燥し、 100 のホッ 卜プレー 卜で 1 時間加熱し放冷後、 水洗、 希薄な酢酸溶液で洗浄、 再度水洗し、 乾燥する と、 セルロースにァ ミ ノ基が導入さ れた消臭機能を有するブロー ド綿が得られた。 この綿の中 和容量は 0.4meq/ gであった。 [0063] 希苛性ソーダ水溶液処理後 水洗、 乾燥した前記のプロ ード綿の 0.5 g を 250ppmの亜硫酸ガス 2 J2 を封入したテ ド ラーバック中に投入した。 所定時間ごと にガス検知管を用 いて亜硫酸ガスの濃度を測定したと ころこのブロード綿は、 酸性悪臭物質の消臭効果を発揮した。 結果を表 3 に示す。 実施例 11 [0064] 市販のカルボキシメチルセル α—スナ ト リ ゥム(CM-セル 口一スナ卜 リ ゥム) 10gを 5 %塩酸 50πιβで懸濁して遊離の形 にした。 これにエタ ノール 200m£を加えてよ く分散した後 瀘取した。 更にエタ ノールでよ く洗浄して塩酸を除去し、 乾燥した。 [0065] この様に して得られた CM-セルロース 0.5 g を臭気ガス 7, 000ppmのアンモニア 2 & を封入したテ ドラ一バッ クに投 入した。 所定時間ごとにガス検知管を用いてアンモニアの 濃度を測定したと ころ、 この CM-セルロースは短時間で非 常に強い塩基性悪臭物質の消臭効果を発揮した。 結果を表 3 に示す。 [0066] 実施例 12 [0067] 市販の PEI-セルロ ース(中和容量 1.50nieq/g)の 0.5 g を 250PPD1の亜疏酸ガス 2 & を封入したテ ドラ一バッ ク中に投 入した。 所定時 ごとにガス検知管を用いて亜硫酸ガスの 濃度を測定したところ、 この PEI-セルロースは短時間で非 常に強い酸性悪臭物質の消臭効果を発揮した。 結果を表 3 に示す。 [0068] 表 3 [0069] [0070] (発明の効果) . [0071] 本発明に係る消臭剤は、 ポリアミ ンの金属錯体を有効成 分とするタイプのものと、 セルロースに酸性基及びノ又は 塩基性基を結合させたセルロース誘導体を有効成分とする タイプのものとがあ り、 いずれも新規であってすぐれた消 臭効果を奏するものである。 ' · [0072] 前奢のタイプの消臭剤は、 特に消臭性にすぐれているの みでなく、 この原末は、 用途に応じて他の成分を配合する 成形加工する、 そのまま容器に入れる等、 各種の剤型に製 剤することができ、 非常に広範な用途に使用できる。 しか も、 有劫成分の原料は、 市販されている通常の素材がその まま使用できるので、 有効成分の合成が工業的に行われ、 きおめてすぐれている。 後者のタ イプの消臭剤も、 前者の場合と同様にすぐれた 消臭効果を奏するのみでなく 、 各種のタイプの悪臭に対し てすベて対処しう る という著効が奏され、 しかもその際、 酎洗濯性、 消臭機能の低下等がな く、 消臭効果が長時間持 繞するという新規にして卓越した効果が奏される。 [0073] 本発明は、 -このよ う に最も基礎となるセルロース誘導体 自体を消臭処理するものであるから、 従来のよう に繊維製 品に消臭処理するのとは根本的に異な り、 消臭効果が高く 且つ持続するのである。 したがって本発明によれば、 糸、 布、 紙等の繊維製品の素材はも とょ リ、 綿布、 綿、 布生地 '等中間材、 及び布団、 シーツ、 衣服、 紙おむつ等最終製.品 にも 自由に消臭機能を付与することができる。 [0074] しかも本発明は、 綿製品のみでなく、 トイ レッ トぺーパ 一、 紙おむつ、 ティ ッシュペーパー、 消臭包装紙等各種紙 製品の消臭化にも 自由に適用する ことができ、 繊維に対し て広範に適用できるのできおめてすぐれている。
权利要求:
Claimslb 請求の範囲 (1) ポリアミ ンまたはその誘導体と金属から成る鐯体を有 劾成分とする消臭剤。 (2) ポリアミ ンが式〔 I 〕で示される化合物である請求の範 囲第 1項記載の消臭剤。 R ' H- CNR' (CH2)A〕FFL - N- ( CHJANRつ N-H 〔 I〕 (式中、 ώは 2 または、 3、 mは 0 から 200までの任意の整数、 IIは 1 から 200までの任意の整数を表わし、 Rは水素またはポリマーに結合していてもよいァ ルキル基を表おし、 R'、 ITは同一でも異つてもよ く水素または - C(CH2)j,NHDx-H (ただし、 Xは 0 から 100まで の任意の整数を表わす)を表おす)。 (3) ポリア ミ ン誘導体がサリチルアルデヒ ドまたはァセチ ルァセ トンとのシッ フ塩基である請求の範囲第 1項記載の 消臭剤。 (4) 金属が 、 Fe. Ni、 Cu, Mn, Ti、 V, Ce、 または Moで ある請求の範囲第 1項記載の消臭剤。. (5) セルロースに酸性基及び Zまたは塩基性基を結合させ てなる消臭機能を有するセルロース誘導体を有効成分とす る消臭剤。 (6) 該酸性基が、 リ ン酸基、 ポリ リ ン酸基、 亜リ ン酸基、 カルボキシル基及び Z又はスルホン酸基である請求の範囲 第 5項に記載の消臭剤。 (7) 該塩基性基がア ミ ノ基である請求の範囲第 5項に記载 の消臭剤。 (8) ポリ ア ミ ンまたはその誘導体と金属から成る錯体及び セルロースに酸性基及びノまたは塩基性基を結合させてな る消臭機能を有するセルロース誘導体を有効成分とする消 臭剤。
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同族专利:
公开号 | 公开日
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1989-05-05| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE US | 1990-02-01| RET| De translation (de og part 6b)|Ref document number: 3890897 Country of ref document: DE Date of ref document: 19900201 | 1990-02-01| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 3890897 Country of ref document: DE |
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申请号 | 申请日 | 专利标题 JP62/266290||1987-10-23|| JP62266290A|JPH0751147B2|1987-10-23|1987-10-23|消臭剤| JP62266289A|JPH01110501A|1987-10-23|1987-10-23|Cellulose derivative having deodorizing function| JP62/266289||1987-10-23||DE19883890897| DE3890897T1|1987-10-23|1988-10-21|Desodorant| 相关专利
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